Baccarat 250th (画像クリックで拡大表示) 1764年の設立から250年が経って催された、Baccarat 250th展。 プティ・パレでの展示で、 最後に設えられた部屋には椅子が置かれていて ランダムに灯るシャンデリアを心ゆくまで見ていられた。 その温かみに引き寄せられながらも、 これは人が手仕事で造ったものなのだと気づく。 ときどき思い出す、この部屋のこと。 そして、20才代の頃から集めて来たバカラのグラスのこと。 その意味がようやく分かる年齢になった。 フランスは美しく強く、そして温かい。 広告
水鳥 (画像クリックで拡大表示) フランス、ロワール地方に滞在した2014年の夏。 Loches というコミューンの家に一週間。 夕方になって散歩に出ようと、カメラも持たずに出掛けた。 帰ってしばらくして、もう一度カメラを持って行く?と聞かれて ブルゾンを羽織って出掛けた、森のなかの池。 手前の蓮を撮ったシャッター音に驚いた水鳥が、 慌てて目の前を横切った。 忘れられない、日暮れの一瞬。 森のなかは、いのちに満ちている。
Fido のこと (画像クリックで拡大表示) Fidoは、羊の群れを纏める役目の牧羊犬。 10才になる彼は、 ふだんは右足を引きずるようにゆっくり歩く。 飼い主のジャン・フランソワと仕事をする時間になると その瞳はきらきらと輝きを持って 飼い主のために仕事をする歓びに溢れ生命力が漲る。 少しでも羊が群れから放れようとすると 見るものを圧倒する速さで牧場を駆け抜け その姿は感動するほどの美しさを持つ。 人と犬は、ずっと昔から一緒に働いて来たこと、 犬の本能と力を活かす仕事はなんて素晴らしいのかと心から思う。
旅 (画像クリックで拡大表示) 旅のまえに、 ワードローブを考えます。 TPO、今の自分に似合うもの。 クローゼットの中になにがあるか。 去年、一昨年になにを買ったか。 要るものと要らないもの。 普段しないでいることを出来る、 普段あまり考えないことをあらためて考える、 旅は貴重な時間です。
布、リボン、紙のこと (画像クリックで拡大表示) 手触りが良いもの、 ニュアンスがあるものが好きです。 好きだと思うのはその一瞬。出会い。 布なら丁寧にたたんで、紙なら綺麗に伸ばして大切に。 日々のなかで、美しいものに出会うことは、 実はたくさんあるのではと思っています。 それに気づくような暮らしを心掛けたいと思います。
Le V’esuve (画像クリックで拡大表示) 少し前に、ずっと好きだったル・ベスベ Le V’esuve のお花を買いました。 お花は、私のためにこの世に生まれて育って咲いたのだと思うと、 この上なく贅沢なことに思えてしまって 普段はなかなか買うことが出来ません。 ブーケだったら、無雑作に束ねられたものが好きです。 出来れば白とグリーンだけ、またはモーヴとグリーンだけのもの。 芍薬とか蕾の硬い薔薇があれば、数輪だけで十分。 私の部屋には、ゴージャスなものは似合わないから。 私のところに来たら、精一杯のびのび咲いてもらって、 「来てくれてありがとう」と言います。 まだ、ガーベラが咲いています。愛しく思います。
LeJ というweb site (画像クリックで拡大表示) 日本とフランスとを、一年に何度か往き来するようになりました。 撮った写真や感じた事、作っているアクセサリーとの結び付きなど さまざまなことを、何かかたちに残せたらと、時々思います。 少し、準備をしてみようと思っています。