Baccarat 250th

2014nov6786
(画像クリックで拡大表示)

 
1764年の設立から250年が経って催された、Baccarat 250th展。

プティ・パレでの展示で、
最後に設えられた部屋には椅子が置かれていて
ランダムに灯るシャンデリアを心ゆくまで見ていられた。

その温かみに引き寄せられながらも、
これは人が手仕事で造ったものなのだと気づく。

ときどき思い出す、この部屋のこと。
そして、20才代の頃から集めて来たバカラのグラスのこと。

その意味がようやく分かる年齢になった。

フランスは美しく強く、そして温かい。
 

 

 

 

 

水鳥

France2014July_4569

(画像クリックで拡大表示)

 
フランス、ロワール地方に滞在した2014年の夏。
Loches というコミューンの家に一週間。

夕方になって散歩に出ようと、カメラも持たずに出掛けた。
帰ってしばらくして、もう一度カメラを持って行く?と聞かれて
ブルゾンを羽織って出掛けた、森のなかの池。

手前の蓮を撮ったシャッター音に驚いた水鳥が、
慌てて目の前を横切った。

忘れられない、日暮れの一瞬。
森のなかは、いのちに満ちている。

 

 

 

 

 

 

Fido のこと

fido_1

fido_2

(画像クリックで拡大表示)

 

Fidoは、羊の群れを纏める役目の牧羊犬。

10才になる彼は、
ふだんは右足を引きずるようにゆっくり歩く。

飼い主のジャン・フランソワと仕事をする時間になると
その瞳はきらきらと輝きを持って
飼い主のために仕事をする歓びに溢れ生命力が漲る。

少しでも羊が群れから放れようとすると
見るものを圧倒する速さで牧場を駆け抜け
その姿は感動するほどの美しさを持つ。

人と犬は、ずっと昔から一緒に働いて来たこと、
犬の本能と力を活かす仕事はなんて素晴らしいのかと心から思う。
 

 

 

 

 

 

0057

(画像クリックで拡大表示)

 

旅のまえに、
ワードローブを考えます。

TPO、今の自分に似合うもの。
クローゼットの中になにがあるか。
去年、一昨年になにを買ったか。
要るものと要らないもの。

普段しないでいることを出来る、
普段あまり考えないことをあらためて考える、
旅は貴重な時間です。
 

 

 

 

 

 

布、リボン、紙のこと

linen_1

(画像クリックで拡大表示)

 

手触りが良いもの、
ニュアンスがあるものが好きです。

好きだと思うのはその一瞬。出会い。
布なら丁寧にたたんで、紙なら綺麗に伸ばして大切に。

日々のなかで、美しいものに出会うことは、
実はたくさんあるのではと思っています。

それに気づくような暮らしを心掛けたいと思います。

 

 

 

 

 

 

Le V’esuve

20140524-3057

(画像クリックで拡大表示)

 
少し前に、ずっと好きだったル・ベスベ Le V’esuve のお花を買いました。

お花は、私のためにこの世に生まれて育って咲いたのだと思うと、
この上なく贅沢なことに思えてしまって
普段はなかなか買うことが出来ません。

ブーケだったら、無雑作に束ねられたものが好きです。
出来れば白とグリーンだけ、またはモーヴとグリーンだけのもの。
芍薬とか蕾の硬い薔薇があれば、数輪だけで十分。
私の部屋には、ゴージャスなものは似合わないから。

私のところに来たら、精一杯のびのび咲いてもらって、
「来てくれてありがとう」と言います。

まだ、ガーベラが咲いています。愛しく思います。
 

 

 

 

 

 

LeJ というweb site

clèmence800

(画像クリックで拡大表示)

 

日本とフランスとを、一年に何度か往き来するようになりました。

撮った写真や感じた事、作っているアクセサリーとの結び付きなど
さまざまなことを、何かかたちに残せたらと、時々思います。

少し、準備をしてみようと思っています。